JVA苗木

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JVA苗木

当園におけるJVAの取り組みについて

ワインの味わいはブドウで決まるとも言われています、JVAでは、日本におけるワインブドウの品質向上を目指し、2023年からアメリカより多様な品種やクローンを輸入して、それをウィルスチェック済みの苗として普及するためのシステム確立を進めてきました。同時にこれらの品種やクローンのみならず、ワインブドウ栽培についての知識を伝えることにも力を入れています。当園は、JVAと共働し、JVAが輸入したウィルスチェック済みの穂木や台木を用いて苗を作り、その苗を普及させる準備を進めて参りました。
2023年からはJVAがアメリカから輸入した穂木や台木を用いて苗の元となる母樹を育成しております(この圃場をG2母樹園と言います)。今までのところG2母樹園の品種・台木共に順調に生育をしております。
また、春に新しく品種:ガメイ・ノワール、プティ・マンサン、グリューナーフェルトリーナー、フロントナック・グリが加わり、台木では101-14, SO4、1103,420Aを加えて、徐々に充実したG2台木母樹園を造ることに努めております。
さらに、2023年にはG2母樹の品種、台木を利用して、初めて苗木を育成することが出来ました。少数の苗木ですが、日本におけるJVA認証苗の初の販売になります。
ただし、このJVA認証苗をご購入いただくには、JVAの会員にご入会いただくことが必要となります。
2024年のG2母樹園の品種、台木共に現在のところ、生育が良く、多くの苗木を育成する事ができそうです。品種・台木を組み合わせて、予約注文(2025年秋〜2026年春)を承ります。
山形の小さな ぶどう苗木の生産販売専門店ですが、今後もJVAとの連携のもと日本のワインブドウ苗のクリーン化を目指し、多様でウィルスチェック済みの苗の普及による、日本ワイン産業の持続的な発展に貢献していきます。
JVAホームページはこちら

品種解説

  • JVA_メンシア_01(ヴィニフェラ系)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:黒
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    スペイン北西部が原産とされ、近年評価が上昇中のスペインとポルトガルで栽培されているアロマティック品種。JVAのものはスペイン由来。スペインでは樹勢は中庸、小さい房、中から大の粒でコンパクトだが、果皮は厚め。萌芽は早い、熟期は中程度、うどんこ、べと、灰色かび病に感受性あり。スペインとポルトガルでは豊産性も異なる。

    メンシア

    JVA_ヴィダル・ブラン_01(ハイブリッド品種)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:白
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    ヴィダルともいう。ユニ・ブラン(Trebbiano Toscano)×セイベル4986(Rayon D’or)。中生。長いバラ房、萌芽は遅く、様々な気候、土壌に適する。セイヴァル程ではないが耐寒性あり。灰カビ、ベト、黒斑病に比較的強い。トマトタバコ輪点ウィルスに弱い。シャルドネのようなさまざまなタイプのワインになる。遅摘み、アイスワイン、ブレンドにも適している。

    ヴィダル

    JVA_アルヴァリーニョ_01(ヴェニフェラ系)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:白
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    ポルトガルの北東、もしくはスペインの北西(ガリシア地方の境界)が原産だとされる。名称の記載の仕方は様々だが、ポルトガルではアルヴァリーニョ(EUではこちらが公式)、スペインではアルバリーニョと記す。樹勢はやや強め(ただし、フランスでは樹勢は中庸で長梢剪定が適している)。房は小さく、粒は小さめから中庸。豊産性ではなく果皮も厚くややバラ房、酸性土壌、花崗岩、砂地に適する、糖度高く、酸も保持。灰色かび病に強い。アロマティックでアプリコット、ミントのような香りを呈する。

    アルヴァリーニョ

    JVA_シャルドネ_01(ヴェニフェラ系)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:白
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    FPS(アメリカ・カリフォルニア)のシャルドネ69にあたる。またフランスのclone76に相当(フランスのデジョン原産)するとされているが、ENTAV-INARAがクローン認定をする前にオレゴン州立大学がフランスから輸入したために信憑性は保証されていない。フランスでは2番目に普及しているクローン。豊産性は中程度。糖度は中庸から高く、酸も中庸。上質で香りが豊かで、バランスがとれたワインに仕上がる。スパークリングワインにも利用される。

    シャルドネ

    JVA_カベルネ・フラン_01(ヴェニフェラ系)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:黒
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    FPS(アメリカ・カリフォルニア)のカベルネ・フラン11にあたる。フランスの214に相当し、フランスでもカベルネ・フランのクローンとしては最も多く普及。ロワール原産。フランスでは、瘦せているか、中庸の土壌が適しており、豊産性は低い。糖度は高く、酸もしっかり、色づきも良い。タンニンは中庸から高め、全体としては、上質で香り豊かで、ストラクチャーのあるワインに仕上がる。

    カベルネ

    JVA_ピノ・ノワール_01(ヴェニフェラ系)

    価格:1本 3,850円(税込み)
    粒の色:黒
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    FPS(アメリカ・カリフォルニア)のピノ・ノワール96にあたる。1996年にマホニー氏がカリフォルニアの伝統的かつ最良とし、FPSに寄贈した5つのクローンの1つ。フランスのシャンベルタン近くの圃場原産とされ、その後、カリドルニアのシャローンの畑で栽培された。FPSのピノ・ノワール90とカレラ・クローンはこの96が元になっている。

    ピノ

     JVA_タナ_01

    価格:3,850円(税込み)
    粒の色:黒
    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    FPS(アメリカ・カリフォルニア)のタナ01にあたる。1960年代半ばにFPSにもたらされた。フランスの南西部の地方特有な品種。フランスでは樹勢が強いとされる。房は大きいが、粒は小さめから中庸。色づき良く、渋み(タンニン)が強く、さらに酸がやや尖っている。この渋みの強さが、タンニンの語源になっています。

    タナ
  • JVA_グリューナー・フェルトリーナー_01

    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    この品種はトラミネールこの品種は元々樹勢が強くハイカルチャ仕立てでオーストラリア中に広まった。果実は白ワイン用で爽やかな清涼感のある香り、爽やかな洋ナシの香りと、白桃のソルベ。また爽やかな酸味あり、後口に軽くほろ苦味。サラッとしているようで口の中でしっかりと味わいが立ち上がる、ストラクチャーのあるタイプの白ワインです。
     「ハイカルチャ仕立て1950年代オーストラリアのレンツモーザー博士によって開発された仕立て方法、ブドウの樹勢を強くし,高い収量を得る事が出来る。具体的には、ブドウの樹を高く仕立てる事で、日光をより多く受けることが出来、風通しの良く、これにより病害虫の発生を抑え、品質を向上させることができる」

     JVA_プティ・マンサン_01

    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    フランス南西部、ピレネー山脈の麓で栽培されてきた品種で、小粒で房も小さく果皮が厚いため収量は少なめですが、雨による病気に強いという利点があり、にほんの風土に合った品種として注目されている。生き生きとした酸味を持つワイン

     JVA_ガメイ・ノワール_01

    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    フランスブルゴーニュ地方生まれ、ピノノワールとグーエ・ブランの自然交配で生まれ品種、果粒は比較的大きく,皮が薄いです。果汁の比率が高いためワインの色調は他の赤ワインに比べて明るくイチゴやチェリーのような果実の香りが特徴で、フレッシュでジューシーな味わい。早期に発芽し成熟も早い品種です、涼しい気候でも育ちやすく豊作にないやすい事が特徴です。ボジョレーの主要産地でボジョレーヌーボーとして知られている。

    JVA_フロントナック・グリ_01(ハイブリッド品種)

    入手元:ワンダルフルナーサリー(アメリカ)

    ミネソタ大学の園芸研究センターで育成された耐寒性ハイブリット品種であるフロンテナックのピンク色の実の突然変異です。大学ではこの品種を「灰色の果実と琥珀色の果十を生み出す、白ワイン用のフロンテナック」と説明しています。耐病性が強く、耐寒性も非常に強いため、米国北部の寒くて厳しい冬を乗り切るのに不可欠です。これと高収量と相まってフロンテナックグリはワイン生産者にとって商業的に魅力的な品種となっております。ワインの主な香りは柑橘類とトロピカルフルーツの香りで,糖分と酸味のバランスが取れているため、甘口、辛口の両方のワインの生産に適しています。

台木の解説

JVA_1616C_01(Vitis longii × Vitis riparia)

フィロキセラ抵抗性、線虫抵抗性が共に高く、根こぶ線虫抵抗性あり。
耐乾性がやや弱く、耐湿性が強い。耐塩分性が中程度で、石灰耐性も低中程度。
耐寒性には優れ、適地は中程度の肥沃性を持つ土壌。

JVA_フリーダム_01 (1613C×dogridge)

フィロキセラ抵抗性、線虫抵抗性共に中低程度、根こぶ線虫抵抗性有り
土壌の寛容は耐乾性やや弱い、耐湿性やや弱い、耐塩分性中程度、耐石灰性やや弱い, 土壌の適応は砂質ローム層に適応、潜在ウィルスに敏感のところが見られる。 

他台木に関して今使用している台木の特性に準ずる。(細部の特性は翻訳をする)

  • JVA_101-14_01
  •  JVA_SO4_01
  • JVA_1103P_01
  • JVA_420A_01

※カリフォルニアのワイン用ブドウ品種に記載されているほとんどすべてのワイン品種は,純粋なVitis viniferaの親子関係です。この種は、ブドウのフィロキセラとパラシティック線虫の2つの根の害虫に特に攻撃されやすいです。Vitis viniferaのつるは、他のつる種や抵抗性雑種に由来する台木の品種に接ぎ木することで、これらの害虫から保護することが出来ます。この目的で使用される台木の多くは、特定の土壌タイプ、化学的物質、および肥沃度に適しています。また干ばつ、過剰な水、塩分などのブドウ園の問題を, 克服するためにも使用できます。栽培者が次の台株を選択することが重要です。

(ワイン用ぶどう品種カリフォルニア参照)

ウイルステスト

サンプル採取
(1)サンプル採取
ウイルス検査
(2)ウイルス検査
GLRaV-3検査
(3)GLRaV-3検査
ToRSV検査
(4)ToRSV検査

【注文受付中】2024年秋〜2025年春用

  • 苗木育成が初年度なので苗木が少数です。限りがありますのでご容赦ください。

赤ワイン用

G2 母樹・品種 G2 母樹・台木 苗木育成注文本数
JVA ピノ・ノワール 01 JVA フリーダム 01 54
JVA ピノ・ノワール 01 JVA 1616C01 25
JVA タナ 01 JVA フリーダム 01 22
JVA カベルネ・フラン 01 JVA フリーダム 01 40
JVA カベルネ・フラン 01 JVA 1616C01 14
JVA メンシア 01 JVA フリーダム 01 44
JVA メンシア 01 JVA 1616C01 14

白ワイン用

G2 母樹・品種 G2 母樹・台木 苗木育成注文本数
JVA アルヴァリーニョ 01 JVA フリーダム 01 56
JVA アルヴァリーニョ 01 JVA 1616C01 22
JVA シャルドネ 01 JVA フリーダム 01 48
JVA シャルドネ 01 JVA 1616C01 31
JVA ヴィダル・ブラン 01 JVA フリーダム 01 30
JVA ヴィダル・ブラン 01 JVA 1616C01 7

注文書に必要事項を入力の上、メールまたはFAX(0238-88-3150)にてお送りください。

【予約受付中】2025年秋〜2026年春用

  • 各品種の穂木、台木の組み合わせは自由です。
  • 2024年10月〜2025年3月までに限りご予約受付中です。
  • 繁忙期にて2024年秋〜2025年春の苗木と重なり、お返事が遅れることがありますのでご容赦ください。

品種

G2 母樹・品種 接木できる芽数
JVA ピノ・ノワール 01 500
JVA タナ 01 300
JVA カベルネ・フラン 01 500
JVA メンシア 01 500
JVA アルヴァリーニョ 01 300
JVA シャルドネ 01 400
JVA ヴィダル・ブラン 01 800
JVA ガメイ・ノワール 01 200
JVA プチィ・マンサン 01 200
JVA フロントナック・グリ 01 200
JVA グリューナー
フェルトリーナー 01
200

台木

G2 母樹・品種 接木できる芽数
JVA フリーダム 01 1,600
JVA 1616C01 1,800
JVA101-14 01 200
JVASO4 01 200
JVA1103 01 150
JVA420A 01 150

予約注文書に必要事項を入力の上、メールまたはFAX(0238-88-3150)にてお送りください。

ご注文に際してのご注意

JVA認証苗の苗木は、JVA会員様のみの販売となります。JVA事務局にて会員を確認させて頂くこと、ご了承ください。