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ハモコミ通信2019年5月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。


 

◎口癖

 口癖(くちぐせ)は、普段言いなれて無意識に使ってしまう言葉です。

 NTTドコモが主催する「みんなの声」が集計した「2万人が選んだ『身近な人の嫌いな口癖』」では、3位「別に」、2位「お金ない」、1位「は?」でした。

 その他に4位は「ウケる〜」、5位「でも〜」、6位「ムカつく」などです。このランキングの中で、群を抜いているのが1位の「は?」で、2位の倍以上の得票数となっていました。

 嫌われる口癖には、すべてではないものの、ある傾向が見られます。それは、相手を否定したり、無視したりする言葉です。

 前記のランキングでは1位と3位、5位、6位の言葉でしょう。自分でも気づかないうちに、使っていないかどうかを省(かえり)みてみたいものです。

 逆に、相手に好印象を与えるには、相手を肯定する言葉を使うことです。例えば「いいね、ステキ、そうだね」を多用すると人間関係も好転します。

 日頃使う言葉に意識を向け、工夫をして、良い関係を築きたいものです。

 

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<コメント>

 最近、ひらめきメソッド(株式会社ステップアップコミュニケーションズ)の最新版を使って、「ほめ言葉養成講座(体験型ワークショップ)」を2回開催させていただきました。

 あっという間に場が盛り上がり、参加者の中から、「何かをやろう、このメンバーとならやりますよ!」といった正のエネルギーが湧いてくるのを感じました。チームビルディングにピッタリなワークだと確信しています。

 ふだん否定的な言葉を聞かされているのかどうかはわかりませんが、少なくても、肯定言葉のシャワーを存分に浴びてはいないようだな、というのが印象です。

 「ほめる」ことについては、報酬系に頼りすぎる弊害を指摘する向きもあります。ほめられるようなことばかりやるようになるとか、失敗を恐れるようになるとか。

 しかし、それ以前の問題、つまり 「あまりに少ない」。

 


 

◎感謝の段階

 一口に「感謝」といっても、深度も、内容も、人によってまるで違います。大まかにいえば、感謝には3つの段階があるようです。

 恵まれていることに対して「ありがたい」と感じるのは、感謝の初級で、誰しも頷(うなず)けるでしょう。

 次に、目が見える、耳が聞こえる、口が利ける、手足が動く、空気が吸えるなど、日頃、普通にしていることを「ありがたい」と思う心で、中級の感謝です。

 しかし、本当の感謝とは、苦しい環境に追い込まれた時に、《 ああ、これがよかった。こういう事態になって自分はようやく一人前の人間になれるのだ、ありがたいなあ 》と思う心です。これこそ感謝の上級といえましょう。

 確かにこれは高い境地です。しかし、起きてくることはすべて必要なことだと得心できれば、にっこり笑って受け止めることができるでしょう。

 まずは笑顔をつくってみることです。すると、その瞬間に、すべてが感謝に輝いてくるはずです。

 

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<コメント>

 この話はずいぶん前に聞いたことがあり、実際に上級編を試してみたことがありました。

 形だけで本当の気持ちが伴っていなかったかもしれませんが、やはりそう思ってみることで、それを口にすることで、気持ちの変化があったのを記憶しています。

 起きてくることは「すべて必要なこと」。

 山口百恵「秋桜」、? 明日嫁ぐ私に、苦労はしても、笑い話に、時が変えるよ、心配要らないと、笑った ?

 中級編は、いつも通勤の途中で人にわからないようにつぶやいています。「こうやって自分の足で会社に行けるっていうのはありがたいなぁ」「空からタダできれいな水が降ってきてくれるのはありがたいなぁ」…。

2019.04.24:[事務局ノート]

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