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ハモコミ通信2019 9月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。

 


 

◎幅広い知識とスキル

 業務において、専門以外の事柄が求められることもあります。

 例えばホテルのコンシェルジュ・サービスは、ホテル内や店舗の案内をはじめ、買い物や食事の案内、施設内での楽しみ方の提案など、お客様の個々のニーズに幅広く対応するおもてなしをする職業です。

 ホテル業界は宿泊のみならず、お客様の要望に可能な限り応え、より充実した時間を過ごすための提案をするなど、サービスの幅も広がりつつあります。

 車の販売店は、かつては車の性能を詳細に説明する営業スタイルでした。

 今は、家族間の車の有効利用方法や相応(ふさわ)しいローンを提案したり、点検毎に貯まるポイントプログラムを紹介したりと、営業手法は様変わりしてきたといいます。

 衣料の販売においては、単に衣服を売るだけではなく、その服に合う靴やバッグのアドバイス、パーソナルカラー診断を手がけるところもあるようです。

 人が求めるものは多種多様で際限がありませんが、幅広い視野で物事を学び続ける積極性も必要でしょう。

 

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<コメント>

 かつてはモノ(所有価値)を売っていました。今はコト(体験価値) あるいはトキ(共有価値)を売る時代とも言われていますね。

 ジェイアール東日本企画が調査した「生活者の新しい8つの価値観」は実に興味深いです。8つ全部は紹介しきれませんが、上位3つだけご紹介しましょう。

1位:思い出として残り、後々まで楽しめそうなもの(58.1%)、
2位:周囲の人と喜びや楽しさを共有できるもの(55.3%)、
3位:その時しかできない・その時することに意味があるもの(50.2%)

 フムフムっていう感じです。

 脳トレで有名な東北大学の川島隆太教授の実験によると、創造性を伸ばすために一番有効なのは本を読むことだそうです。言葉の蓄積が脳を活性化させる、と。

 


 

◎いいことがある

 面倒で嫌な相手との会合に赴く時、江戸時代の武士の指南書である『葉隠(はがくれ)』では、「きっと面白いことがあると思っていくべし」と説かれています。

 雑誌記者のAさんは、インタビュー記事の取材のため、都心から電車を乗り継ぎ数時間かけて、北陸のある都市に向かいました。

 取材相手は、地元の著名人でした。会場は八畳ぐらいの会議室で、近い距離間に先方が座っています。Aさんは、《 飾らない雰囲気で、近い距離間で対応してくれるんだ 》と感心しながら、取材時間があっという間に過ぎました。

 翌月、気難しいことで有名な評論家と同じ場所での取材が決まりました。先月と違い道中は気が重かったAさん。インタビュー中、《 もっと離れた距離で対応してほしい 》と思いながら、時間も長く感じて、疲れ果ててしまいました。

 同じ距離や。心の持ち方で長くも短くも感じ方が変化するものです。

 それは職場においても同じでしょう。不満に思うのか、うれしく思うのかで働く質も変わります。「今日もきっといいことがある」と喜んで働きたいものです。

 

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<コメント>

 期待が裏切られたらがっかりするから、事前にあまり期待しない、というタイプの方もいらっしゃるでしょう。

 わからないではありませんが、どうやら損な考え方のようです。『葉隠』の極意を見習いたいものです。

 マネジメントの父といわれるピーター・ドラッカーは「正しい問いを使いなさい」とよく言ったそうです。

 ドラッカー+葉隠=『この気難しい評論家によって、私はどんな新しい知見を得られるだろうか? 実に楽しみだ!』っていう感じでしょうか。

 


 

2019.08.29:[事務局ノート]

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