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ハモコミ通信2019 11月号

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今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。

 


 

◎愛される所以(ゆえん)

プロ野球界において、類(たぐい)まれな人柄で、多くのファン、仲間から愛された故・衣笠祥雄氏。

記憶にも記録にも残る氏の活躍は、今も語り継がれています。

現役時代は、広島東洋カープに所属し、数々の記録を残してきました。

なかでも連続試合出場は当時の世界記録であり、「鉄人・衣笠」の愛称で活躍しました。

衣笠氏がファンの心に、勇気と感動を刻んだある出来事があります。

連続試合出場中の1122試合目、巨人との対戦中に、相手投手から死球を受けて左肩甲骨(けんこうこつ)を骨折してしまったのです。

《 これで記録はストップしたな 》と誰もが思った翌日の試合に、衣笠氏は代打で出場したのです。

結果はフルスイングの三球三振でした。

試合後「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は前日死球を与えた相手投手のためにスイングしました」とコメントを残しました。

常に、選手を思いやる強い気持ちとファンに喜んでもらえる働きを続けてきた衣笠氏が、多くの人から愛される証となる逸話(いつわ)だといえるでしょう。

 

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<コメント>

国民栄誉賞を受賞された衣笠氏は、昨年4月に他界されました。

さすがにこのレベルの選手ともなると、自分のエゴのためではなく、それをはるかに超越した高い次元でものごとをみていたのですね。

観客は、鉄人という看板を背負った男の無理を押しての出場決断に驚き、そして打席の一挙手一投足に固唾(かたず)を飲んだことでしょう。

結果だけを見て、「なーんだ」と思った人もいたかもしれませんが、フルスイングっていうところがミソです。

デッドボールを当てたピッチャーにまで気持ちを捧げられるとは…。

小さい自分を反省させられます。

 


 

◎言った言わない

正しく伝えたつもりでも、相手にまったく違った意味で伝わることがあります。

さらには、「あの時、こう言ったはずだ」などと、発言すらしていない内容で、相手と揉(も)めてしまうことさえあります。

では、どのようにすれば、誤解や揉めごとを防ぐことができるでしょうか。

まず、注意したいのは、人は自分の経験した事柄や《 自分ならばこうする 》といった先入観や判断基準を持って、他者の話を聞く傾向にあるということです。

また、話す側も《 この表現であれば、相手は理解してくれるだろう 》という期待感を持って、言葉を伝える傾向にあるようです。

誤解を防ぐためには、話し手は、言葉や伝えたい内容の意味を説明しながら話すことが大切です。

聞き手は
「Aさんが言いたいことは◯◯ということでよろしいですか」
との確認を厭(いと)わずに、コミュニケーションを積極的に図ることが必要でしょう。

その場で、意思の伝達が完了するよう、お互いに努めたいものです。

 

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<コメント>

「言った言わない」を経験してない人はいないでしょう。

そして、その本質はこういうことなのだ、ということも大抵の人は知っていると思われます。

それでもまた同じ問題が発生してしまうのは、これを卒業してない証ですね。

やるべき対策を取らずに起きた場合、さっさと降参するしかありません(笑)。

結果の責任を最終的に自分が取る覚悟。

そしてそうならないようにやるべきことを端折(はしょ)らない。

できそうでできないけど、それ以外にありませんね。

 


 

2019.11.01:[事務局ノート]

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