セカンドオピニオン。
短かった1月の営業日が本日で終了です。
例年より降雪が少ないため「雪いじり」はほどほどに工場内が活気づいています。
リフォーム物件の外柵の製造と2月施工予定の永代供養塔の棚板と戒名用石板の
作成が佳境に入ってきました。もうちょっとと言ったところ。
さて1月も終わりですので今月特に印象に残ったことを書き留めておきます。
1月中旬とある温泉旅館のご主人からお電話がありました。
水漏れの原因が透水性のある石を使用していることによるとの指摘を受けたので
現場確認の上見積もりをとの依頼でした。
当時施工された石材店とは違うところの話を聞いてみたいと。
すでに他業者さんが見積もりをされていたのですが石屋ではありません。
その業者さんが石の透水性を指摘されたとのことでしたが見てみてビックリ。
何をもってこの石に透水性があると判断されたのか聞いてみたいくらいでした。
しかも”まったく存在しないような石への加工゛をしていないからだと言われたそうです。
見当違いのところを何十万もかけて作業するところだったのです。
その作業をされても水漏れの解決には至らないのは明白。
違うところの原因を探り、ここぞと思われる場所の修繕の必要性をお話し致しました。
ご主人も胸を撫で下ろしていらっしゃいました。
最近病気の治療でセカンドオピニオンが言われていますがこういう工事にも
セカンドオピニオンは必要だと改めて思いました。
特に本業とは違うことを生業とされている場合は注意が必要です。
建築工事に使用される石の特性や用途のことを全く知らない施工店や
石の目利きのできない墓石店や仏壇店もそれに含まれると考えます。
日頃から信頼を得て、信用していただいているかどうかはとても重要ですし
「こいつが言うなら間違いない」と思っていただけるのもありがたいこと。
そういう信用が持てないとセカンドオピニオンはとても重要となるのです。
「二流は三流を見て笑い 一流は二流を見て学ぶ」
改めて気付いた1月でした。