ジーンズ(デニム)はアメリカ生まれではない?
わが社が所属している山形市蔵王倫理法人会のモーニングセミナーは毎週土曜日朝6:30から。
役員になっているので、5:30集合です。
会場まで向かう車の中できくラジオは実はなかなか面白い。
5:30頃はちょうど「ON THE WAY JOURNAL」がはじまる頃。政治経済の話が多いので、興味深く聞き入ってしまうときがあります。
そして、終了後聞くのは森本レオの「森の散歩道」
独特の語り口調で、爽やかな朝のモーニングセミナーの後の気分をふっと緩めてくれます。
今日はなぜかジーンズの話をしていました。
アメリカ生まれだと思っていたジーンズ。リーバイスをはじめ、頑丈でリベットを使った、また赤耳などがあるあの素材と形はどうしてもアメリカを想像します。
しかし、もともとジーンズの生地であるデニムが生まれたのはヨーロッパ。
その起源はフランスのニーム地方で織られたサージという生地が由来で、フランス語でSerge de Nimes=セルジュ・ドゥ・ニームのde Nimesがアメリカなまりで「デニム」となったといわれる説が有力だそうです。
サージは綾織のことで、タテ糸がヨコ糸の上を2本、ヨコ糸の下を1本、交差させて織られる織組織で、糸の交錯する点が斜めに走るのが特長です。確かにデニムは斜めに線が走っているように見えます。
そのデニムを大航海時代に帆船の帆に使い、志高く航海をしついにアメリカ大陸を発見したのがコロンブスだといわれています。
その際コロンブスが航海をつかさどる船乗りに、余った生地をしたててズボンにしたのがジーンズのはじまりという話でした。
夢とロマン、そしてアメリカ大陸に渡ったジーンズが、新天地で一気に開花したなんて話は本当にステキな話ですね。
実証性があるかどうかはわかりませんが、少なくともニームの生地サージや、アメリカに渡ったコロンブスの船サンタマリア号の帆がサージ生地であったことは史実だと思います。
そして、開拓民達のハードワークのために進化を遂げたジーンズ、今では全世界で愛用されているボトムとなりました。
ジェネバの水夫がはくボトムということで、ジーンズという説もあるほど。
衣服の歴史は興味深い。。。
そして朝の学びと共に、ひとつまた賢くなった気がしました。
ちなみにサージは表面の毛羽をなくす仕上げを施した綾織りの洋服生地で、今では学校の制服、スーツなどにも良く使われています。
そして、このデニム生地でツナギなども作ることができます。
農作業には最適かも。
へ〜!!!
興味深い話ですね。
その土地の文化と衣服との関わりは実に面白い!