2011年8月1日 福島営業所開設
”衣料品を通して地域社会に幸せを提供する企業”として丸俊は歩んでいます。
2011年2月28日に掲げた丸俊のミッション(使命)ですが、3月11日未曾有の大震災が起き、胸を痛めるとともに同じ東北人として何かできることはないか?
常々思うようになりました。
津波で押し流されてしまった家屋、そして人々、地震で倒壊した家屋、そして住む場所を失った人々、さらには東京電力並びに日本という国の人災の犠牲になった福島の沿岸部ならびに福島県内の方々、そして放射能汚染によって被害を被っている東北・関東の住民や農家の方々。
諸外国、地球儀で見れば小さな日本の中で起こっている事態。
それを、まったく理解できていない、対応しない政府に憤りを感じるも、何も出来ない自分。
そんな思いをぐるぐるめぐらせ、「では何が出来るんだ?」
と日々考え続けだした結論がこうでした。
「我々の仕事を通して地域の人々のために、住んでいる人々のためにできることをする」
衣料品は我々の生活にとって無くてはならない存在、ミセスの服も、紳士の服も、フォーマルも肌着も、学生服も・・・
そんな衣料品に誇りを持ち、我々は幸せを届けるんだ、そう思うようになりました。
そして、action=行動
を移すときだと思ったのです。
思いをめぐらせているだけでは何もなりません。
ただ考えているだけでは妄想にすぎません。
行動してこそ成果がでる、結果がでる、結果が出れば反省を経てまた新たな一手を打つことができる。
今一番困っている地域はどこか?
東京電力や国の対応の遅れで住む場所ではないといわれ、でも自分たちが育った故郷や慣れ親しんだ土地を捨てるわけにはいかないんです。
故郷が無い人はどこにでも移り住めばいい、と思うかもしれませんが、代々受け継いだ土地、人脈は、かけがえのない財産なのです。
これから終息するまで何年かかるかわからない、20年も30年も続くであろう放射能の危険があるこの土地福島に、我々隣県として、今までお世話になった恩を返す時がきたと思っています。
このたび2011年8月1日株式会社丸俊は秋田営業所に引続き、福島営業所を開設しました。
数々の困難がこれから待ち受けていると思います。しかし、新たな一歩、そして未来へ続く道のため、地域の人々、生活者、お客さまのために我々は衣料品を提供してまいります。
住む人々の笑顔と幸せのために。
末永いご愛顧のほど何卒宜しくお願いいたします。