9月20日丸俊創業の日
1949年9月20日、私の祖父である故寺島俊雄は山形市の材木町(現在の諏訪町、小荷駄町付近)で衣料品の卸問屋である丸俊を創業しました。今から62年前のことです。
今の生活からは考えられないくらい、不便な世の中だったのかもしれません。しかし戦後間もない荒廃したこの地において、誰しもが未来に夢を描いて、前に進もう、前に進もうと心に誓っていたことと思います。現在より心が豊かで、前に進むしかない!そう思う人が多かったのかもしれません。
彼岸の入りに創業したのは、先祖を大切にする、そして未来へ向かって進む、そんな意味を込めて教育者のような武士道の祖父が、わざわざこの日に決めたのかもしれません。
祖父の作った社訓を毎朝唱和するたびに、
永遠に存続すること。
信頼関係を築くこと。
謙虚であること。
勇気をもって実行すること。
そして感謝と幸福な生活を築くこと。
が身にしみてきます。
創業当時は寝ずに仕事をしていたことでしょう。たゆまず努力をしていたことでしょう。
創業当時からのお客様、歴代の先輩社員に感謝の気持ちを持ち続け、新たな気持ちを持ち、たゆまず努力を重ねて進んでいきたいと思います。
繊維を扱うものとして、地域の方々のために、未来のために。
62年目のこの日を迎えられたこと、皆々様に本当に感謝します。これからも宜しくお願いいたします。
2011.09.20