トップページ > 黒獅子
山形県長井市で毎年5月の第3土曜日、各地区の獅子が一同に会し、五穀豊穣、交通安全、家内安全を祈願して市内目抜き通りをねり歩きます。
長井の獅子は黒く、目玉が丸く飛び出ており、眉が目玉の後方に位置しています。前後に面長、漆黒の獅子頭は、「蛇頭」と呼ばれるこの地域特有のものです。その獅子頭に波頭を表した大幕をつけ多人数の舞手が入る「むかで獅子」は、躍動的で力強い迫力があります。舞にも特色があり、水面を進む蛇の姿にも例えられています。
各地区の例祭日には、警護に先導され、氏子一軒一軒を払い清めるのです。いにしえより今日まで受け継がれてきた伝統神事、勇壮な舞はこれからも受け継がれていくことでしょう。